本日、葬儀。今回の松江訪問の真の目的である、O母のお兄さんの葬儀に出席すべく、朝から着慣れない喪服に袖を通す。昨日松江に到着したOの母と妹夫婦も一緒に、葬儀が執り行われる道栄寺へタクシーで向かう。ここの住職さんだったO母の兄。そして、今日の葬儀を取り仕切る、亡き兄の子息、佐々木容道さんはOのいとこにあたるのだが、現在、京都にある臨済宗天龍寺の管長を務めている大変な高僧なのである。ところでお坊様のお葬式というのは、立派なものだ。たくさんの僧侶が集まり、宗派の形式にのっとって行われる。悲しいセレモニーであることはかわりがないのだが、その形式美は、何かひとつの舞台を見ているような感動を覚える。葬儀はつつがなく終了した。しかし今日は極寒の松江。お坊様たちは、きものに袈裟というシンプルな服装で、寒くはないのか…と心配していたら、案の定、葬儀後風邪を引いてしまったお坊様もけっこういらっしゃったようで、なんだかお気の毒。これもやはり、修行のひとつなのでしょうか?葬儀後、ホテルに戻ると緊張の糸がほどけて、しばし睡眠。ホテルの大浴場でしみじみとお湯に浸かる。夜、葬儀を終えたOのいとこたちが集まり、松葉かになど豪勢なご馳走を肴に酒会。松江に来ると、毎回申し訳ないほどの丁寧なおもてなしを受けて、感謝の言葉もない。