バウムクーヘンレコーズ  渦を巻く徒然なる日々の記述 

★印の着いている画像はクリックすると大きくなります

08.07.31(晴れ)

相変わらず、お馬鹿な福島県出身チームの猫沢とグル。ギターのまるさんは米どころの新潟出身なので素敵にクールです。★
いよいよ8月2日のBonzour Japon一周年記念パーティーが近づいてきて、今日は猫沢バンドのリハーサル日。パーティーでは、猫沢バンドとマイア・バルーちゃんバンドのライブがあるのだ。久しぶりに会う、ギターのまるさんとベースの岩見くん。岩見くんは、ますます‘グル’っぽくなっていた。ところでリハというものは、1曲を何度も練習するので、たとえばライブで10曲程度しかやらないとしても、リハでは気がつけば40、50曲分歌い、演奏する。なかなか体力勝負なところがあって、芸術がのっかった、スポーツに近い感覚。ところが今日はエンジンがかかるのにとても時間が要った。昨日豪勢に血を抜いたので、どうにもふらつくのだ。血を抜いたくらいで、負けるかー。血が足りないなら、歌いながら造血するのじゃー。と、がんばってみた。このがんばり方が正しいのかどうかはわからないが。とにかく2日に照準を合わせて体調を整えなくちゃ、いかん。

08.07.30(晴れ)

病院は東京タワーのすぐ近くにあります。さて、かつ丼食うどーん!★

こちらが‘トライボール’なるもの。3000何某円と、わりと高い。効果のほどは?個人差がかなりあるとは思うけれど、私の場合、歌手で元々肺活量がわりとあるのも理由なのか、さしたる効果を感じませんでした…。★

息を吐き出すのではなく、吸う!このボールが女性の場合、左2つ(男性は3つとも)が上がるまで一気に息を吸い、3秒キープ。これがやってみると、なかなかしんどい。手術の1週間前から朝昼晩、5セットくらいずつやると効果的なんだとか。★

本日、病院デー。MRIの検査のため、朝食抜きで病院に向かう。ところで、今日は‘トライボール’なる呼吸の訓練装置を売店で買わねばならない。これは、全身麻酔を施す手術の後、呼吸が浅くなって痰を自力で吐き出すことができなくなるのを防ぐため、手術前から意識的に深呼吸の練習をしてそなえるというためのものだとか。最初にこの話を聞いたとき、ちょっとぎょっとした。術後って、そこまで体力が低下してしまうの?!と。手術そのものというよりも、全身麻酔はそれだけ体にダメージを与えるらしい。痰が自力で吐き出せないと、肺炎になってしまうこともあるのだとか。うーむ。トライボールを買って、MRIに向かう。MRI終了後、午後の2回目の貯血に備えて、近所のお蕎麦屋さんで、ひとりかつ丼をがつがつ食べる。午後、貯血。その後、主治医から手術のこまごました説明や書類を受け取り、帰宅。一緒に手術説明を聞いたOの方がにわかに不安そう。そうだよなあ。こうゆうのって、本人は案外肝が据わってしまうものだけど、周りの人の方が心配だろうと思う。とにかく、手術を心おきなく受けるためにも、仕事を早く終わらせて、どっぷり療養しなくっちゃ。

08.07.29(晴れ)

狭い・・・でも、スキ♪箱が巨体で歪んでますけど。★
大きな仕事の第一段階がひとまず終わり、滞っていた事務仕事や、8月2日のBonzour Japon1周年パーティーについてのこまごましたやり取りを進める日。午前中から机を離れることができない。30秒に1本というすごいスピードでメールのやりとりが進む。メールマシーンと化した私の横で、ピキがのんびりあくびをしている。こんなとき、「猫の手も借りたい。」と言うのだろうな。しかし、実際の猫は手を貸してくれるどころか、ひざの上に上がって邪魔してみたり、大事な書類で爪とぎしてくれたりと、迷惑この上ないのである。迷惑だけれど、成層圏までてんぱっている自分をハッと我にかえしてくれる存在でもある。そんなに焦っても、人間が1日で出来る作業量なんてたかが知れているニャー、と。ところで最近ピキは、領収書の箱にむりやり入るのがお気に入り。でっかい体がなんとか入る大きさの箱で、くつろいでいるのか狭がって楽しんでいるのか観察していても、よくわからない。時々、どちらかの前足をぐーんと出して、くつろぎ体制に入ろうとするのだけど、箱が小さくて断念する。狭いところが好き、という猫の本能ゆえの行動なんだろうが、おまえ、本当にそこが気に入っているのかい?

08.07.28(晴れ)

仕事場に昇る昇るよ、朝日が昇る…。★
昨日からはじめた仕事は、結局徹夜になった。朝方一度、机につっぷしてよだれをたらして眠ってしまったが、はっとして起きると、朝日が昇り初めていて、仕事部屋が異様に暑くなっていた。バイク便の人が原稿を取りにくるまであと数時間。ひたすら「間に合う。やればできる。」なんてつぶやきながら作業を進める。ところが、最後のページの翻訳をしているとき、バイク便の人がやってきてしまった。やばい!出来たものを先に送って、後からもう一便出すこともできるのだが、クライアントの経費が余分にかかってしまう。バイク便は、指定した時間にピックアップにやってきて、その場で待ってもらうと延滞料金がついてしまう。料金を確認したところ、もう一便出すよりもはるかに安いことがわかって、そのまま20分だけ待ってもらうことにした。20分間でなんとしてでも仕事を終えねば。しかも、手抜きナシできちんとしたものを仕上げないと。自分の一挙一動がお金に換算されてゆくという、すごいプレッシャー。根性の20分が終わり、原稿が出来上がった。「お願いしますっ!!」と手渡し、なんとか修羅場を乗り越えた。延滞料金の謝罪メールをクライアントに送り、ひとまず終了。とりあえず寝よう…。

08.07.27(くもり)

焼きたてのスコーンをふたつに割って、クローデットクリームとミルティーユのジャムをこんもり。スコーンを食べるときは太ることなんか気にしちゃだめだめ!★
朝方就寝、昼前には起きてスコーンを焼きつつ、明日の締め切りに向かって仕事を始める。ところで、最近よくスコーンを焼く。スコーンを焼くとOがロンドン時代を思い出して喜ぶのと、近所のスーパーにクローデットクリームがあるのが大きな理由かもしれない。スコーンはまとめて焼いておいて、ジップロックの中に放り込み、冷蔵庫にしまえば1週間ほどは持つので、なかなか重宝なおやつになる。スコーンを食べる際に、どうしても必要なのがクローデットクリーム。なければ、生クリームを硬めにホイップしたものやサワークリームで代用してもいいのだけど、うちの場合は、「クローデットクリームがない?!じゃあ、スコーンは食べられないな!」となる。誰が取り決めたわけでもないけれど、自然にそうなってしまった。だから、クローデットクリームが置いてあるスーパーに行くたび、Oが「ありがたや、ありがたや。ここにクローデットクリームが売っているから、我が家ではスコーンが食べられるのだ。」と手を合わせる。そして「こんなピンポイントなクリームを定期買いする家庭もそうそうないだろうから、うちがちゃんと買ってあげないと、このスーパーはクリームの取り扱いをやめてしまうかもしれない…」と不安がる。おかしな不安ではあるけれど、わからないでもない。万人受けするものではないが、自分にとっては非常に重要な品物の取り扱いをやめられてしまって、がーん・・・となることがたまにある。最近の大きながーん…は、フレッシュネスバーガーの葱味噌バーガーがなくなったことだろうか。あれ、好きな人全国にたくさんいたと思うんだけどなあ。葱が高くなってしまって辞めたのだろうか?それとも、売れ筋統計で最下位だったのかしら?なくなってしばらく経つが、どうしても解せない。やっぱりフレッシュネスの本社に電話して、なぜなくなったのか?を聞いた方が夜、よく眠れるかもしれない。うーむ。

08.07.26(晴れ)

打ち合わせで、おちゃらけ二人組み。雅姫さんのビーバー顔は、下の写真に由来しています。雅姫さんの素顔は結構、面白好き。★

はい、これが問題のビーバー写真。オルネ ド フォイユの谷さん推薦のビーバーのお人形。こいつが私のツボに入り、撮影中、ひたすらビーバーたちと同じ顔マネをしていました。それにウケタ雅姫さんが、撮影しています。★

マンションの非常口に勝手に作った‘猫バー’。ろうそくの光もなかなかいい感じ。あんまりにもよかったので、定期的に、猫バーを開催しようかと企み中。★
昨日、編集部で校正したBonzour原稿の訂正箇所がやってきて、最終確認を忙しく進める昼。午後、雅姫さんが主催するブランドHug O warのカタログ執筆の打ち合わせで、三軒茶屋まで出かける。先日パリで撮影された、Hugの2008年秋冬カタログのコーディネーターを私が担当したのだけど、カタログ内に載せるフランス語訳とプチエッセイ原稿もご依頼頂いた。こういった洋服カタログに使われるフランス語はえてして意味の通らない雰囲気ものになることが多いのだけど、今回はぜひ、カタログを超えた厚みのあるものにしたいと思う。これはなかなか大変だけれどやりがいのあるお仕事だぞ。夜、隅田川の花火大会を家で鑑賞しようということになり、友達数人を集めてプチ宴会を催す。しかし、仕事も詰まっていて準備し始めたのは、花火がどーん!と上がり始めてからだった。ものすごい勢いで家にある食材を使っておつまみをどんどん作り、マンションの非常口に設置したテーブルにつぎつぎと運んで行く。ちょっとしたオープンテラスのバーみたい。同じく花火を鑑賞していたお隣さんにも、お酒とおつまみを振る舞い、〆はキーマカレーを食べて、楽しい花火鑑賞会となった。花火の後は仕事、仕事。楽しんだ後は、きちんとやることやらないと。

08.07.25(晴れ)

次号Bonzour Japon,完全保存版ですよ!もらい忘れのないように〜。★

神楽坂でお祭りやってました。夏の夕暮れに響く、祭り囃子の風情あること。★
あ、暑い…。夏は暑いにきまってら。そして、暑いから夏なんであって、夏だからグーなのである。さて、先日徹夜して仕上げた次号Bonzour Japonの校了間近ということで、今日は神楽坂の編集部に出かける。次号は、南仏旅行特集第二段、アルルとル・コルビュジェのホテルを紹介する素敵な内容。この取材に出かけたのもかれこれもう2ヶ月ほど前なのか。月日はいつだってすごい速さで過ぎてゆくものだな。ところで、こうゆう仕事をしていると、取材時と原稿を書き上げる時期にタイムラグが生まれることがままある。すると、少し前の自分が取材したものを、少し後の自分が客観的にダメ出ししたり、「あー、あの頃はこんな精神状態だったな。」となつかしんだりする。私の場合、「もう、仕事なんて無理ですって。」と泣きが入るようなしんどい時期であればあるほど、結果、いい仕事に仕上がることが多い。それはやっぱり、なにくそという根性のレベルが、辛い時期の方が格段に上がるからなのだろうと思う。そして、自分自身がハードルになって、少し後の自分を押し上げてくれるのだろうとも。なんとも人生は疲れるものだと思いつつ、階段を一歩上がったときの爽快感が忘れられずに、チャレンジし続けてしまうんだろうな。夜、パリ初期時代の友達と1年ぶりに会う。それぞれ違う道を進んでいても、お互いの中にパリで培った時間はきちんと流れているものだなと思う。

08.07.24(晴れ)

鰻に負けないくらい食欲がギラギラしていますね。 ★

本日、土用の丑の日。別に土用の丑の日とはいえ、祝日でもないし、ただの風習日なのだけど、私にとって、そしてイコール我が家にとっては十五夜、ひなまつり、節分、冬至などの風習日は、祝日以上に大切な日なのだ。そう。今日は何がなんでも鰻を食べる日!鰻にょろにょろみにょろにょろ。朝から「う・な・ぎ!う・な・ぎ!」コールを繰り返し、鰻への意欲を高めて行く。日本人の日本人たる喜びにどっぷり浸り、四季折々の祭り事を楽しまない手はない。そんなわけで、夕方までがつがつと仕事をこなし、夜、近所の鰻屋にスタッフゆうこりんも交えて駆け込む。ところで私は、大人になって自分のお財布からきちんとお金を出せるようになるまで、鰻がさほど好きではなかった。むしろ嫌いだったかもしれない。高原地帯の実家には、いい鰻屋さんがなく(いや、あったのかもしれないが、子供の食べるものではなかった)、鰻といえば、スーパーのパックに入った安いもので、ぬめぬめした厚い皮も、なんとなく臭うところも嫌だった。姿が蛇っぽいのも嫌悪感の元だったかもしれない。初めて鰻で開眼したのは、意外にも江戸前ではなくて、名古屋のひつまぶしだった。熱々の鰻に細かく包丁が入り、ご飯と共におひつに入って出てくる。1杯目はそのままで、2杯目は薬味と共に。そして3杯目はうな茶漬けで食べる。同じ味のものを、ひたすら食べ続けるのが苦手な私には、このリズム感のある食し方もツボだった。そして、現在。数ある下町の鰻屋の中でも、私が一番好きなお店はやはり‘両国’。両国駅前にある渋い鰻屋さん。酒は一種類のみ、広島の加茂鶴。そいつを頼んで、焼き鳥や肝焼きを肴に焼き上がりを待つ楽しみ。がんこな職人さんと、創業129年の老舗だけが持っている重厚な空気感の中に漂う、うまそうなたれの香り…たまりません。鰻そのものもうまいが、ここのたれは私の舌にちょうどいい甘さと塩辛さ。下町に暮らす喜びを堪能しつつ、まっとうな値段の美味しい鰻を今年も味わいました。
●鰻・両国
http://r.gnavi.co.jp/b739300/

08.07.23(晴れ)

やたらと暑いのでベランダの温度を測ってみたところ、げっ、40℃!!★

造血週間の今、野菜と肉のグッドバランス食を心がけてます。今夜のメニューはファルシ。久しぶりに作ったなあ。★

本日、病院デー。さて、開腹手術をする際、全身くまなく検査をする。血液検査、肺のレントゲン、肺活量、MRIなどなど人間ドッグばりの検査が行われる。これは、手術中の血液感染防止や、麻酔の危険性を最小限におさえるためのもの。先週、あらかたの検査をして、今日結果が出ているものもあるので、神妙にその結果を聞いた。手術そのものの危険性もまったく不安がないわけではないのだけど、むしろ、他の病気が見つかったらどうしよう、という不安の方が大きかった。元来、拷問シーンなど他人が痛がる姿を見るのが死ぬほど嫌いな私だが、自分に施される痛みへの恐怖感はとても薄い。だから、手術そのものに関しては、鈍感といえるほど悠長に構えていられるのだが、二次的に病気が見つかったらどうしようと思う。家族や周りの人たちの不安が倍増するのを見ていられないのだ。しかし、ありがたいことに、子宮以外はとても健康なことがわかった。健康などころか、かなり優秀な部類に入る健康さらしい。「血液がさらさらですねえ。」と先生に言われてびっくり。こんなに不摂生をしているというのに、さらさらとは。さらさらすぎて、逆に血が止まりにくいかもしれないとまで言われてうろたえる。ところでよく、猫にネギ類を食べさせてはいけないと聞くが、それはネギ属の成分が赤血球中のヘモグロビンを変化させ、最終的に赤血球を破壊してしまうから。猫沢だが、れっきとした人間の私は、ネギ類が大好きで長ネギもたまねぎも本当によく食べる。血液さらさら効果の高いネギ類の食べすぎ?もしくは、少々DNAに猫が入っているのでは…(馬鹿ですね。有りえません)なんて考えながら病院を後にする。

08.07.22(晴れ)

昨日と今日に切れ目がない。結局徹夜になって、気がつけば仕事部屋に朝日が差し込んでいた。この朝日が昇る時間帯が、すごく暑い。我が家は川風がびゅうびゅう入る立地なのだけど、朝日が昇るこの時間帯は、風が凪ぐ。普段夏場でもほとんど使わないエアコンを、この時間ばかりは使わねばしのげない。窓をしめて、除湿をかける。そしてまた作業。結局昼すぎにすべての原稿を送り終え、Oに近所の魚屋さんで売っているぶりの塩焼き弁当を買ってきてもらい、わしわしと食べて、気絶。間に合ってよかった…。

08.07.21(晴れ)

パリ支店のヤマトさんの箱には、エッフェル塔と凱旋門のイラストがついています。かわいくてナイス。★

朝ごはん。さばを塩焼きにしてみました。和食最高!★

クロネコヤマトParis支店より、別送便で送った荷物が届いた。やっぱり航空便は早いねえ。実は、今年の3月、パリに船便で荷物を送ってみたのだけど、あまりの遅さに閉口。とはいえ、到着までに50日はかかることは前持って納得済みで送ったのだけど、実際に現地で50日待ってみたら、それはそれは不便で困った。何でもそろっている日本で申し込んだ際の‘50日’と、物がそろっていないパリで待つ‘50日’には、感覚的に大きな差があるのだということを、申し込み時には気がつけなかった。日本にいるときは、当たり前の物たちに対してもパリに行けばとたんに感覚がかわる。たとえば、パリに行く前日、炒りゴマだの羊羹だの日本ではすぐに手に入るものを持ってゆくかゆかないかでいつも悩み、結局は手荷物制限のことを考えて置いていってしまうことが多いのだけど、パリに着いたとたん「あ〜…持ってくればよかった。」ってことになる。当たり前といえば当たり前なんだけれど、それでも、物に対する感覚を毎回見誤るなあと思う。そんなわけで、日本にいるときではなくて、パリにいるときに‘次回持ってきたい物リスト’をいつもこしらえることにしているのだけど、これもまた日本に帰ってきてしまえば「ふーん、別にこれはいらないか。」と感覚がずれて、失敗を繰り返しているのである。さて、今日は仕事が佳境。南仏取材でかき集めたフランス語の資料やら歴史書を翻訳するも、思ったよりも時間がかかることに気がつく。のが、遅いよ!明日の午前中がデッドですよ。徹夜で済めばいいけれど、間に合わなかったら…なんてことは許されません。なんとか間に合わせます!

08.07.20(晴れ)

浴衣を着ると、なぜかどすがきいてしまう私。★

宮司さんがお守りに念をこめなおしてくれています。★

朝顔市の様子。一鉢2000円くらいのものが多い。興味のある方は、来年ぜひ!★

へえー!すいかの屋台なんてあるのね。切り方かがかわいくてナイスです。★

昼間、暑さと戦いながらできるだけ仕事を進めて、夕方から入谷の朝顔市にスタッフゆうこりん&O、白夜書房の編集者・なかむりんと共に出かけた。久しぶりに浴衣を引っ張り出して着てみたはいいが、あっつい。大和なでしこ魂が勝つか、生理的な体感温度が勝つか。厳しい小競り合いである。ところで入谷の朝顔市は、去年スタッフゆうこりんが行ってきて、朝顔を買ってきてくれた。朝顔なんて、小学生の夏休みの宿題以来だったので、いつ咲くのかととてもわくわくした。今年はぜひ行ってみたい。というわけで、やってきた。まずは恐れ入りやの鬼子母神にて、朝顔のかわいい造花付身体お守りを購入。今度の手術に持って行こうと思って。お守りは、購入時に宮司さんが火打石で念を入れなおしてくれる丁寧さ。これは、効きそうだわ!なかむりんは、ルーツの沖縄にちなんで、おおぶりの琉球朝顔を、我が家用には葉っぱがツバメの飛んでいる形に似ているツバメ朝顔を買った。早く花が咲かないかなあ〜。たくさんの朝顔の鉢を、とりあえずMiniの中につっこんで、裏浅草のいきつけの蕎麦居酒屋へ。浴衣を着て日本酒を飲んでいたら、いつの間にか口調が飲み屋のママさんになってしまい、人生を語っていた。人生語ってる場合じゃないでしょうが。仕事、間に合うんですか?

08.07.19(晴れ)

冷製パスタ。焼き茄子を入れるとグー。★

近所で夏祭りやってました。おそろいの浴衣で踊るマダムだち。いい風情です。★

今週末はせっかくの連休なのだけど、次号Bonzour Japonの原稿書きをやらねばなるまいよ。しかし!明日は入谷の朝顔市があるので、なんとか今日中に形をつけたいところ。だがしかし、暑くて一向に集中できない。いやいや、暑さぐらいで仕事ができないなんて、ちゃんちゃらおかしいですよ…と、最初は自分をせせら笑っていたのだけど、本当にダメなのだ。頭ではわかっていても、帰国後まだ数日の体の切り替えがうまくいかない。気がつけば、夏も毛皮を身にまとったままのピキと、床の冷たいところを探してうだーと延びている。はっ、いかん。こんなときは冷たい食べ物!冷製パスタだ。冷蔵庫をがさごそ探して夏野菜をピックアップし、たっぷりのツナも加えてできあがり。いやー、うまい。そういえば、MACのアトリエでもこのパスタを作ったところ、大好評で最後は奪い合いになったっけ。みんな元気かなあ。ヴァカンスが終わった頃に電話してみようか。

08.07.18(晴れ)

神楽坂のたばこ屋さんで。柴犬は思慮深そうでかわいい。 ★

昨日延期にしてもらった打ち合わせに出るために、炎天下の神楽坂に向かう。いやあ、暑いです。暑いといって嫌がっているのかといえば、結構喜んでいる面もある。日本人は私を含め、とかく天気や些細なことについてがたがた言うのが好きな民族なんじゃないかと常日頃から思っているのだけど、皆さんはどうでしょう?好きと嫌の境目が限りなく薄いというか、逆転することもままあるというか。それと、これも常日頃から思っていることだけれど、人が人を好きになるときに使う心のある部分と、嫌いになるときに使う部分は、案外一緒なんじゃないかということ。好きでも嫌いでもない人に何をされても、反応が薄いものだけれど、好きな人と嫌いな人に何かをされると、激しく反応してしまう。そして何かと心が囚われて苦しくなるあたりも、なんとなくメカニズムとしては共通点を持っている気がするのだ。そして、好きな人にも嫌いな人にも面白いことに‘嫉妬’という感情が色濃く共通するあたりも。だから私の場合、どうしても嫌いな人が出現してしまったとき、なるべく反応しないという手段をとる。反応するというのは、その人によって心が乱されているということになってしまうから、自分としては限りなく悔しいのである。嫌いな人に、まるで好きな人にするかのような反応をしては、元も子もない。静かに、その人が好きでも嫌いでもない、何でもない人のエリアに入るのを待つ。すると、嫌いな人も案外、そんなに嫌いじゃなくなるから面白い。感情が真実を見えなくすることは、ままある。自分にとって何が真実なのかを見極めるためにも、自分の中に巣くっている猛獣みたいな感情を飼いならすことが大事なのだなあ…と、東西線・神楽坂駅を下りててくてく歩いているときに、考えた。

08.07.17(晴れ)

ピキも1日の大半を冷たい床に寝そべって暮らしています。 ★

パリで少々体を壊してまで終えてきたつもりの仕事だったが、気がつけば日本の分はまったく終わっていないのだった。終わっていないどころか、すべてはこれからという状況。8月2日のBonzour Japon1周年パーティー、そして5日からの手術入院になんとか間に合わせないと…。まさか、腹を切ってのたうちながら病室で仕事をするわけにもいかまいよ。帰国して3日経つが、今回は時差ぼけがかなりひどい。4ヶ月も向こうの時間帯で暮らしていたのだから、当たり前といえば当たり前なのだけど、多分、日本の高温多湿も相まってダブルパンチなのだと思う。閉じていた全身の毛穴が開き、24時間汗を絶え間なく流している有様。体がついてゆきません…。疲れからか胃腸炎も軽く再発してしまい、本日予定していた打ち合わせを明日に延期してもらうことにした。帰って早々、申し訳ありません!!

08.07.16(晴れ)

夕暮れの隅田川にて。手術うまくいきますようにー。 ★

本日、病院デー。実は8月の頭に子宮筋腫の切除手術をする。子宮筋腫とは、子宮内に出来る良性の腫瘍のことで、子供を多く産んでいない30代あたりから上の女性は持っている人がとても多い。私の筋腫が見つかったのは、もうずいぶん前で、今までは低量ピル(いわゆる避妊薬のピルです)で抑えていた。ピルを飲むとなぜ、筋腫が大きくなるのを抑えられるのかというと、筋腫や、子宮・卵巣などに出来るガンは女性ホルモンのエストロゲンを餌に大きくなるので、エストロゲンの分泌を最低限に抑えるピルは効果的というわけなのだ。ちなみに、日本ではまだまだピル=避妊薬。というイメージしかなく、しかも副作用があるとか太るとかまことしやかなうわさばかりが流布している。もちろん、ピルは副作用がないわけではなく、その出方は個人差によって大きく異なる。私も今のピルにたどり着くまで何種類もタイプの違うものを試してみた。種類によってはアレルギーも出た。合うものと出会えてからは、生理も軽く正確になっていいことの方が多い。太る、というのは個人差もあるかもしれないが、私の場合は皆無。ちなみに欧米では、女性の子供を希望しない時期のピルの服用率が高い。エストロゲンの分泌を抑えることによって、特に卵巣がんの予防には効果的だという。そもそもどうして卵巣ががんになるのかといえば、生理のメカニズムに大きく起因している。毎月、左右の卵巣の壁をつきやぶって、排卵が起きる。卵が出た後、卵巣は自らの傷を修復し、また翌月には卵が壁を突き破り、修復をくりかえすのだけど、疲労した部分からガンが発生するというわけ。よく子供を産んでいる人は卵巣がんになりにくいといわれるが、これは子供を妊娠することで、10ヶ月ほどこうした修復をお休みできるからなのだ。昔の人は10人も子供を産む人がたくさんいた。それは、産んだ子供の半数が大人になる前に死んでしまう(医療の未発達や栄養不良などで)ために、たくさん産まねばならないという時代の環境にも起因していたことだけど、現代では、そこまで子供を産む必要がなくなった。産まなくなったらなったで、今度は別なリスクが高まった。出産もまったく安全とは言い切れない女性の大事業だけれど、産まなければそれはそれで問題。女であることはそれ自体が複雑怪奇で大変なことよなあと、己の体をしみじみと眺めてみる。さて、前置きがえらい長くなっちゃったけれども、今日は手術のためのたくさんの検査と貯血のために病院へやってきた。子宮筋腫の手術は、出血の多い手術らしく、他人の血を輸血しないですむように、手術の2週間前から自己血を採取して保存しておくのだ。採血は思ったよりもあっという間に終わった。今日から造血のために鉄剤を毎日飲む。うんちが薬のせいでびっくりするくらい真っ黒になるのだとか。そして便秘がちになる人も多いとか。薬と合わせて胃腸薬と乳酸菌粉末をもらって帰る。

●低量ピルについて 現在、保険適応外薬というピル後進国、日本。毎月ワンシート2000円ほど。 興味のある方は、婦人科のお医者さんに相談してみよう。それとは別に、 最近、急増の一途をたどる子宮頸がんの定期健診なども、若い、若くない にかかわらず、半年に一回は受けましょう!かかりつけの信頼のおける 先生を探すのも大切。女である以上、定期的なメンテナンスは体への義務です!